学生会議について
Our
Story
2017年より、NPO法人MISは以下の3つの目標に向かって「日ASEAN学生会議」を運営しています。
1. ネットワーク形成
日本と東南アジア諸国の将来各国のリーダーを担うような学生の相互理解を醸成し、対等な立場で協働可能なネットワークを形成・維持すること。
2. 人材育成
参加した学生が自国の視座だけに囚われるのではなくアジア全体を俯瞰しながらリード出来るような人材に成⻑すること。
3. アクションプラン作成
学生会議を通じて、学生として社会課題に取り組むためのアクションプランを作成し、 会議期間後もその実現を目指すこと。
これからも外務省をはじめとする関係各所との議論を進めながら、「日ASEAN学生会議」の一層の発展に向けて活動していきます。
Our
Contents
学生会議には、講義・ワークショップ・発表の3つのコンテンツが存在します。5日程度の会議期間の中で、こうしたコンテンツを通じて指定された社会課題についてより深い理解を形成します。こうした新たな知識に基づいて、そうした課題の解決のために何ができるか、様々なバックグラウンドを持つ参加者たちとともに、考えていきます。会議の最後では、ディスカッションによって作り上げたアイデアを発表します。
Lecture
各分科会では、テーマについて最新の知見を有する研究者・官僚・民間企業の方々からのご講演をいただきます。
Workshop
参加学生の小グループの中で、各種フレームワークを用いて議論を行い、社会課題の原因分析・解決策提案にともに取り組みます。
Presentation
講義やワークショップで得た知識やアイデアについて共有し、社会課題についての理解を広め、より良い社会作りに向けた発信を行います。
this
year's
topik
本年の会議で分科会が扱うテーマについてご紹介します。
都市分科会
都市分科会では、①利便性、②安全性、③衛生環境の三つの視点から東南アジアの都市問題を考え、求められる都市開発とはどのようなものなのかを考えます。
これらの問題は多岐にわたりますが、その中心は、都市への人口集中にインフラ整備が追いついていないことにあります。会議内の講義では、都市の多様な課題を多角的に学ぶことで、問題解決のための未来の都市インフラを総合的に考えます。また ワークショップでは、講義で学んだ内容を基に、広範囲な都市問題を解決するための具体的なアウトプットを模索すべく、議論・検討します。
農業分科会
「地球環境に配慮した持続可能な農業」と「環境意識の高い農家の保護」をテーマに活動している分科会です!実際にタイ現地の農家と連携して、環境に配慮したチョコレートの製品化と日本を市場としたサプライチェーンの構築とを視野にいれ、具体的なアウトプット提示に向け議論します。
インターネット分科会
私達の生活と密接に結びついたインターネットは、全世界を繋げるといった恩恵と同時に様々な弊害を引き起こしています。私達は①情報の信頼性、②著作権の保護、③個人情報の扱い方の、3つの課題を取り上げて議論します。
これらの問題を取り上げ、現状や原因を分析することで、私達がインターネットとより良く付き合う方法を模索します。また、メタバースや6Gといった近未来の情報技術や、それらが社会の形をどう変えるかについて議論します。
観光分科会
日本・ASEAN諸国での”持続可能な観光業の在り方”について扱います。
成長著しい東南アジア諸国において、観光産業は東南アジア諸国に共通する注目産業です。一方で、利益を重視した観光開発ゆえ、環境破壊も伴って見受けられるなど新たな問題が生じ始めています。
同様に日本でも、訪日外国人の旅行地の偏り⇔地方圏の発達の遅れ、オーバーツーリズムによる自然破壊、など様々な問題に直面しています。
本会議では、各国の問題・課題、そして各国の取り組み・施策を共有し、協力して日ASEANの観光業の課題解決に取り組みます。
労働分科会
ASEAN諸国に共通する、労働市場における問題について歴史的背景や文科的背景を踏まえて議論を行っています。具体的には、東南アジアの労働環境下でのジェンダー問題について把握するとともに問題点をピックアップし、解決策を立て発表することを目標としています。現代の東南アジア各国に見られる、国際的な問題について意見を交換し、客観的な立場でのアウトプットを目指します。